富士山カメラマンがお勧めする富士山撮影ポイントを詳しく解説

山梨県精進湖からのご来光と逆さ富士


富士山は標高が3776mあり日本一高い山です。その美しい姿を見ると一瞬で虜になるくらい印象に残りますね。 その美しい姿を映像として残したいと思うのは誰でも思うことでしょう。最近ではインスタグラムで「インスタ映え」写真などが数多く投稿されており 撮影地も容易にネットを使用すれば検索することができます。
皆さんは富士山写真を撮影する時に一番最初に撮影したい富士山のイメージはなんでしょうか?富士山カメラマンである管理者が そのイメージを挙げてみました。

1.雪化粧をした白い富士山
2.湖などに反射した逆さ富士
3.ご来光と富士山
4.桜と富士山
基本的にな富士山撮影イメージはこんな感じでしょうか。

次に少々難易度が高い撮影イメージです。
5.太陽が富士山山頂から昇るダイヤモンド富士
6.雲が真っ赤に焼けた朝焼けと富士山
7.月が富士山頂から昇るパール富士
8.天の川など星天を入れた夜景富士
普段から富士山撮影をしているベテランカメラマンは撮影イメージにあると思います。しかし富士山写真入門の カメラマンには難しい撮影対象になると思います。

それぞれについて詳細に解説していきましょう。

①雪化粧をした白い富士山

山梨県花の都公園からの富士山

富士山を絵にすると大抵の人は白い雪を纏った富士山を描くのではないでしょうか?富士山は白く冠雪した山をイメージされるからだと 思います。それぐらい富士山と冠雪は密接な関係があります。それでは冠雪した富士山を撮影するならどこが良いでしょう?
写真は山梨県の花の都公園から撮影です。冬の早朝太陽光が当たるのを待って撮影しました。この場所は四季を通して色々な花が咲き素敵な富士山を撮影することができます。 大きく富士山を撮影するならお勧めの場所です。雪化粧した富士山は他に町から見た白い富士山、新幹線の車窓からみた白い富士山、青い空を沢山入れた小さな白い富士山などどれも素敵です。 構図のセンスはあなた次第です。家族や恋人を入れて撮影するのも最高でしょう。


②湖などに反射した逆さ富士

逆さ富士は上下に富士山が反射して映る富士山です。そのシンメトリーを写し撮るだけで素晴らしい作品になります。 撮影地としては富士五湖の撮影がメインとなります。一番撮影しやすい場所は河口湖や山中湖、精進湖そして西湖でしょう。 本栖湖は湖に降りれば逆さ富士になりやすいですが通常は展望台から撮影するため湖面までの距離があることで逆さ富士に なることは少ないです。風のあまり吹かないような日は逆さ富士になるので撮影できれば貴重なカットになるでしょう。

山梨県山中湖の早朝の逆さ富士

富士山の北西に位置する山中湖は東京からのアプローチは容易で100キロほどです。山中湖の逆さ富士を撮影できる場所は山中湖北岸、東岸、南岸です。 西側では逆さ富士を撮影するのは厳しいので予めロケハンしておきましょう。写真は2月頃の撮影です。早朝湖面に張り付いていた低い雲は日が昇るととも消え始めあっという間にこのような雰囲気になりました。


山梨県河口湖の逆さ富士

河口湖は富士山のほぼ真北にある湖です。東京から中央自動車道に乗り河口湖ICで降りれば撮影はすぐそこです。 夏になればラベンダーと富士山が撮影できるポイントとして有名な撮影地です。逆さ富士を撮影できる場所は北岸になります。写真は紅葉と富士山を狙うため 待機中に撮影した早朝の一枚です。太陽光が当たると山肌が真っ赤になり綺麗でした。


山梨県精進湖の早朝の逆さ富士

精進湖は富士山のほぼ北西方向にある湖です。比較的風がなければ逆さ富士が出やすく日の出と富士山を撮影できる 人気の撮影地です。この写真は冬のある日太陽が昇る直前の撮影です。太陽光が富士山頂に当たり始めています。良く冷えた湖面からは 毛嵐が出ています。日の出はあっという間ですので一番忙しい時間です。

山梨県西湖の早朝の逆さ富士

河口湖の西にある西湖は富士山の両裾が見えないためマイナーな撮影地です。早朝、本栖湖や精進湖方面で富士山が 雲隠れしている時この西湖は見えていることもあるので年頭に入れておくと良いでしょう。逆さ富士は出ることが多く逆さ富士を撮影することは 容易です。この写真は冬の早朝、太陽光が湖面に入り毛嵐が光った瞬間の写真です。色々な情景を想定しておくことも撮影成功の秘訣です。


山梨県本栖湖の逆さ富士

春の撮影ですがほぼ無風の穏やかな日でした。多少春霞になっていますが湖面が鏡のようにピタリと止まりシーンと した空気感の中の撮影でした。新緑を周囲に入れることで季節感を演出しました。


静岡県田貫湖の逆さ富士

田貫湖は富士五湖ではありません。富士山の真西にある人造湖で4月と8月に太陽が富士山の山頂から昇る ダイヤモンド富士が見られることで有名な撮影地です。この撮影は2月ですが夕方に太陽が沈む頃の撮影でした。 風がほぼなく逆さ富士が見事に見えました。ゆらりゆらりと富士山が投影する様子はいつまで見ていても飽きないシーンでした。丁度富士山の左方向から月が昇ってきています。

③ご来光と富士山

良く皆さんが目にする写真は富士山の左側5合目付近から太陽が昇ってくるご来光と富士ではないでしょうか? 太陽が富士山から昇る瞬間は、素晴らしく神秘的です。感激のあまり声が出てしまうほどでしょう。 ご来光と富士山でお勧めの撮影地は本栖湖や精進湖が良いでしょう。11月から2月頃が撮影に適した季節となります。

山梨県池の茶屋林道からのご来光と逆さ富士

標高が1700mほどあるこの場所は車で行けるので人気がある撮影地です。高所から見る富士山はとても素晴らしく雲海が出ると更に素晴らしい景色になります。 ただ撮影地までは道幅が狭く運転に慣れた方でないとすれ違いが大変ですので注意して運転しましょう。


④桜と富士山

桜と富士山と言えば日本で一番美しい景色ではないでしょうか?それくらい人々の心を射止めるくらい美しいです。 3月頃から早咲きの桜が咲き始め5月にかけて富士山麓の周囲で見ることができます。

山梨県河口湖の桜と富士

撮影地は定番の河口湖からです。富士山を大きく入れるために望遠レンズを使用しました。絞りはF22を使用して桜と富士山にピントがあうようにしました。桜と富士山の撮影場所は数多くありますので満開のタイミングと場所の選定を決めましょう。



⑤太陽が富士山山頂から昇るダイヤモンド富士

ご来光と富士山と同じですが一番大きな違いは、太陽が富士山の山頂からご来光となる現象です。 もちろん富士山の山頂へ沈む太陽もダイヤモンド富士と呼びます。季節を問わず撮影場所を移動さえすれば富士山麓のどこからでも見ることができます。 明け方は朝霧高原、夕方は時期にもよりますが山中湖付近が定番の撮影場所となります。

山梨県上高下からのご来光と逆さ富士

ダイヤモンド富士で有名な山梨県上高下からの撮影です。前日から車中泊で待機しました。駐車場が整備されているので暖機運転をしないよう注意しましょう。 撮影テクニックは光芒を小さくするために絞り込んで撮影します。太陽はあっという間に昇りますのでカメラのブラケッティングを使用して露出を前後して撮影しておくと良いでしょう。基本はアンダーめにして 山並はシャドーにすると良い雰囲気になります。

⑥朝焼けと富士山

朝焼けと言っても色々な種類があります。 早朝もしくは夕日が沈んだ後に、空が真っ赤に染まる現象です。 うろこ雲が真っ赤に染まり富士山が燃えるような雰囲気になったり、雲一つないスカイクリアの空が真っ赤に染まったりですね。 雲が真っ赤に染まるような夕焼けや朝焼けは年に数回くらい見ることができます。こればかりは秘訣は狙って現地へ通うしかないでしょう。 天気図や雲画像とにらめっこになりますがなかなかうまくいきませんね。

山梨県安倍峠からのご来光と逆さ富士

この写真は山梨県安倍峠からの撮影です。フィルムでの撮影ですが赤色を力強く表現するために露出はアンダー目にするとよいでしょう。 撮影に適した時期は太陽が富士山に近づく秋です。ご来光と富士山を撮影できる他このような朝焼けと富士山を撮影できるかも しれません。人気の撮影地で前日から撮影待機されている方も多いので譲り合って撮影しましょう。また狭い林道なのですれ違いが大変な場所もありますので運転に注意しましょう。


⑦月が富士山頂から昇る(沈む)パール富士

ダイヤモンド富士の撮影について紹介しました。実は月も同じような現象があります、月が山頂から昇ってきたり沈んでいったりします。 今のデジタルカメラは真夜中でもパール富士を撮影できますのでシミュレーションソフトなどをうまく活用して満月とパール富士や 三ケ月パールと富士山のような素敵な写真を狙いましょう。

静岡県御殿場市からのパール富士

パール富士は非常に素晴らしい現象で場所さえ移動すれば撮影することはできます。 理想は赤富士、もしくは紅富士になった状態で月が富士山頂に乗る状態です。この写真は静岡県御殿場市内からの撮影で フィルムカメラで撮影しています。月の模様が出るようにアンダー目の露出に設定しています。 撮影地は毎回変わりますのでシミュレーションソフトなどで調べると良いでしょう。


⑧天の川など星天を入れた夜景富士

今のデジタルカメラは標準で付属するレンズでも素晴らしい天の川を撮影することができるようになりました。天の川らしく撮影するには露光時間は星が流れない程度が美しく30秒以内が理想です。 F1.4程度の超広角レンズを使用すればさらに露光時間が短くなりISO感度も低くできるので高精細で素晴らしい天の川を撮影することができます。F2.8程度の絞りの場合ISOは1600前後、露光時間は30秒程度で撮影することができます。 リモートレリーズと三脚は必須です。

山梨県精進湖からの天の川と富士山

天の川を撮影できる撮影場所は多くありますが定番はこの精進湖でしょう?写真のように逆さ富士と天の川を撮影することができます。月明りのない日を狙うのが良いでしょう。春から夏にかけて霞む日も多く雨上がりなどは 空気も澄んでお勧めです。撮影時はライトを暗くするなどして周囲の迷惑にならないようにしましょう。


まとめ

いかがでしたでしょうか?撮影するためのヒントになれば幸いです。素晴らしい富士山を撮影するためには色々なシチュエーションが あります。富士山撮影に行くことを決めたら何処で何が撮影したいのか決めると良いでしょう。素晴らしい富士山が撮影できると思います。 あとは幸運を祈るだけです。次回のブログをお楽しみに!


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