私は現在富士の撮影をはじめて6年目くらいになりますが、いろいろな撮影仲間ができました。そのうち一緒に撮影に
行くようになったのですがそれがきっかけでまさか大判写真の世界に入り込むとは思いもしませんでした。
我々の仲間に熊沢さんという人がいるのですがなんと大判カメラで富士山を撮影して20年以上にもなるベテランです。 ところが熊沢さんの影響を仲間の渡辺さんが受けてしまったのでした。今風に言えば中古カメラウィルスに感染した とでも言っておきましょうか。ただウィルスにかかった以上はそれに対するワクチン を打たなければなりません。 その渡辺さんはあの忘れもしない3年前の1996年6月19日に中野のフジヤカメラでWISTA製の45SPを購入してきました。 なぜ忘れもしない6月19日かと申しますと、その日は近年まれにみる夕焼けだったのです。当然その写真はいろいろな 富士山関連のフォトコンテストに入選していました。当時渡辺さんは富士山撮影に行くかどうか迷い結果としてワクチンを購入したの でした。その夜渡辺さんから電話がありました。今日4X5を買ったのだと報告がありましたが夕焼けのことも非常に 悔やんでおりました。渡辺さんにとって良くも悪くも思い出の1日だったでしょう。
さてその渡辺さんの4X5を見せていただく機会がありました。
「すごいね!!」
すると渡辺さんの
と説明があったり
そのうち一緒に撮影する機会がありました。私は中判カメラ、一緒に撮影に行った石川さんも中判、渡辺さんだけ4x5でした。
私と石川さんは口を揃えるように
「あ、もう撮影したんだ?」
後日写真の上がりを見せていただいたのですが、4X5サイズはやっぱりでかい。6X7サイズは6センチX7センチなのに対して
4X5サイズは同じXといってもインチサイズだ。センチにして10センチX12.5センチである。
そのうち、数ヶ月もたたないで渡辺さんから連絡があった。なんだかリンホフの話をしている。なんかほめている。
その後1年くらいだろうか?67をメインでとりつつWISTAも使用していたのだがたまに一緒に撮影に行く渡辺さんのリンホフを何度もみているうちに作りの良さ
堅牢さなどすべてを兼ね備えた?(値段が高いから当たり前という話もある)このリンホフが無性にほしくなり購入を決意し、いつもお世話になっている
三宝カメラに行った。なぜだかいつの間にか私がチェックしておいたリンホフマスターテヒニカ45を
値段ん十万なりを購入してしまった。 |
| ここでWISTAとリンホフの違いを例にあげると | |
| @ | あおりをする際フィルム面のあおりの調整はWISTAの方がしやすい |
| WISTAは大型ノブを緩めてあおりの調整をしますが、リンホフは4箇所のねじを緩めてあおりの調整をするので、なれないとやりにくい | |
| A | 同様にレンズ面のあおりもWISTAの方がしやすい |
| レンズ部のチルトはウィスタはダイヤルで微調整できますが、リンホフは手動でレンズボード部を動かします。 | |
| B | リンホフの連動距離計はレンズを換えると意味がなくなる。 |
| 連動距離計の調整はドイツ本国に使用したいレンズを送るのですが、時間もかかる上に他のレンズを使用すると意味がなくなる。軽量モデルで 最初から連動距離計無しのタイプもあります。 | |
| C | ピントグラスがリンホフのほうがWISTAに比べ2段暗いため周辺にいくに連れて、見にくくなる。 |
| これは他メーカー(エボニー、トヨフィールド、ウィスタ)のフレンネルレンズを加工して装着すれば解消する。 | |
| D | 意外にもWISTAのほうが200g重い。 |
| なんだWISTAの方が安いし機能的ではないか?と思われますが、撮影している時リンホフには安心感があります。 また作りの良さという点ではリンホフの右に出るものはないと思います。 |
| 大判カメラは @じっくりと構え、 A倒立した像を見て構図を検討する B場合によってはあおりをする C露出を測光して絞り、シャッター速度をセットする Dフィルムをセットする Eそして空レリーズをして、撮影動作にはいる。 1枚の撮影をするためとはいえ、これだけの撮影動作を楽しめるのが大判カメラの醍醐味です。 以下に欠点・長所を述べたいと思います。
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| 1.あおりが使用できる | これが一番の魅力だと思いますが近景に花、遠景に富士などの場合にあおりを使用することにより被写界深度を調節できる。 |
| 2.フィルムサイズが大きい | 6×7は6センチ×7センチなのに対し、4×5は10センチ×12.5センチとカビネ判並に大きいのでライトボックスで見ても まずルーペを使用する必要がない |
| 3.レンズが軽く小さい | ペンタックス67用のレンズに比べて4×5用のレンズは小さい (注意:すべてがそうではない) |
| 4.現像時の増減ができる | 4×5は主にホルダーを使用するのですが、基本的には同じ露出で表裏撮影するので一枚だけ 現像に出しその結果によって現像の増減をする事ができるため失敗が少ない。 |
| 5.撮影の手間が面白い | これは一度経験しないとわからないと思いますが最近マニュアルカメラがもてはやされています。これはひとえに最近の カメラではオートで誰でも簡単に写真を写せてしまうある種贅沢なつまらなさがあります。ペンタックス67でも手間はあるのですが更に4×5はシャッターを押すまでの儀式(準備)があります。 これが一枚一枚ですが撮影しているなと感じさせてくれるのです。 |
| 1.フィルム装てんが面倒 である | 通常は暗箱(ダークバック)など利用してフィルムホルダーにフィルムを装てんするのですが10枚入りのフィルムをフィルムホルダー に装てんするのがたいへんである。(慣れるのに時間を要する) |
| 2.光線漏れの恐れがある | 撮影するときにボディにしっかりセットしたつもりでも、まれにフィルムに光が入ることがあるので注意しなければならない |
| 3.品質管理がシビアである | ホルダー内にフィルムを挿入した時点でフィルムの酸化は始まっているので撮影しないときは密封し冷暗所で保存したほうが良い |
| 4.連写が難しい | 私の場合フィルムホルダーを使用しているので連写は難しいがクイックチェンジャーを使用すれば連写は可能である |
| 5.フィルム代が高い | 私の場合ホルダーを使用しているがこれでも現像代を込みにすると1枚500円くらいである。しかしクイックチェンジャの場合もっと高い |
私自身の失敗談をあげますと
| 1 | 決め込んだ露出で撮影したカットがアンダーだった。 単体露出計で測光した場所がいけなかった。このような失敗でケースバイケースに対応できようになる。 |
| 2 | ボディーにシートフィルムホルダー(以下ホルダー)を入れた時フィルムに光が入ってしまった。 これはしっかりとホルダーがボディーに納まりきっていないために起こります。 |
| 3 | 4×5は一度フィルムホルダーを挿入してしまうと構図などの確認ができません。 朝焼けの一番いいときに構図確認などしていられないので、あらかじめ決めておいた構図でシャッターを切ったら朝焼けの入る位置が中途半端だった。 |
| 4 | フィルムの保管状態が悪かったためフィルムが駄目になってしまった。 これは夏など暑い時期、車の中などは異常に暑くなります。いつものように撮影して現像したらなんと色かぶりして 使い物にならなかったことがあります。以後は保管は冷蔵庫に車中は日の当たらない場所に保管するよう心がけています。 |
| @大判カメラで撮影するとき、1被写体でのフィルム使用は基本的にワンカットだけなのでしょうか? これに関しましては決めた露出に対して同じカットを同じ露出で必ず2枚撮影するようにしています。つまり1枚だけ現像に出して 残りの現像は1枚目の現像の上がりを見て増感、減感を決めます。ただフィルムにより変わりますがカラーバランスが 増感は崩れにくいのですが、減感は崩れやすいので注意が必要です。
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| Aシノゴって現像代金かかりませんか?
私がよく使用するフジベルビアの場合ですが、
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Bメーカー間のブローニーフィルム用ホルダーの互換性ありますか?
私は9月に都内デパートの「世界の中古カメラ市」の催しで、新品同様の69ホルダーを税込み\39400円で購入しました。 新品で買うと5万円近くしますので、少しは安く買えました。中古の相場並で購入できたのかなと思っております。メーカーは他にウィスタからでている ホルダーでも大丈夫です。ただこれもリンホフ規格のもの(4×5タイプ)を選ばなければなりません。
またリンホフ純正の6×9ホルダーや6×7ホルダーがありますが、これはとても高くて買えません。
中古でも8万円くらいしたかな? Cブローニー用ホルダーを使用するとき構図が合わせずらいのですが・・・
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カットシートホルダー(以下ホルダー)にフィルムを入れるとき、皆さんどのようにして装填していますか?
ここでは私の装填法を紹介します。
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@ ホルダーの引き蓋を写真の場所まで引きます。フィルムはホルダーの2段になっている下の方に入ります。もし誤って 引き蓋溝の段に入れてしまうと、引き蓋がホルダーにしっかりと入っても撮影時トラブルになりますので注意してください。 |
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A 次に指で段を確認しながらフィルムをホルダーに装填します。その際フィルム面に手の指紋などつけないよう注意してください。 また装填する前にはブロワーなどを使用してゴミなどを取り除いてください。 |
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B 後で現像時の増感、減感の指定がしやすいよう、撮影後は撮影データを記入するようにします。 ホルダーには、撮影日、使用レンズ、絞り、シャッター速度、時間などを鉛筆で記入します。 |
私はレンズを全部で6本持っていますが、全部中古です。タイプ的には現在も市販されているものがほとんどです。ここではレンズ購入時に私が注意する点を上げます。・マルチコートのしてあるレンズを購入するようしている。
古いタイプはマルチコートがほとんどされてません。現在のはすべてマルチコートがしてあるので色再現が違います。
つまりノンマルチコートタイプはモノクロの特性に合わせて造られておりマルチコートタイプはカラーフィルムの
特性に合わせて設計されている。 ・パルシャッター製のレンズを購入するようにしている。
ドイツ製レンズなどは現在は日本製のコパルシャッターを使用していますが、古いタイプはコンパー(compar)を使用している。つまり
コンパー製シャッターは、聞いた話ですが日本の気候に合わず、湿気などに弱くシャッターに粘りがでやすいようです。 ・シャッターをひととおり切ってみる。 低速から高速まで切ってみて、異常がないか調べる。これは音を聞いたり動作をみればわかります。特に低速に粘りがないか何回もきってみる。またBとTにしたときちゃんと作動するかどうか。 ・レンズ内のごみやカビ、キズがないかどうかなどです。 前玉にごみがある程度は大丈夫ですが、後ろ玉の傷、ゴミなどは焦点面に近いので注意した方がいいです。
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