縁起が良い赤富士を撮影しよう
Wiki引用
赤富士(あかふじ)とは、主に晩夏から初秋にかけて空気の澄んだ早朝に、雲や霧と朝陽との関係から富士山が赤く染まって見える現象をいう。 普段は青系色に見える夏の富士山の山肌が赤系色に染まって見えることに由来する。

Wikiにはこのように書かれています。赤富士とは簡単に言えば雪が冠雪していない夏の富士山が真っ赤に染まる現象です。 赤富士について質問形式でまとめました。

Q1.いつ撮影できますか?

PNG画像 赤富士を撮影できる時期は富士山の雪がほぼ消える7月の夏シーズンから10月上旬の冠雪をする頃前までとなります。 1年の間に数回程度しか見ることができない赤富士は非常に貴重なワンシーンです。ここでは赤富士を撮影するための条件や撮影のヒントも 解説しています。 赤富士 写真は赤富士になる良い条件で真っ赤に色づきました。赤富士の時間はごく僅かですのでチャンスを逃さないようにしましょう。

≪撮影データ≫
撮影年月日 2018年8月18日 05時08分
ニコンD810/Ai-S AF70-200㎜F2.8ED VR2
使用焦点域150㎜使用
絞り優先F13 シャッター速度1/3秒 ISO64
三脚 ベルボンカルマーニュ630
山梨県・花の都公園

Q2.赤富士と紅富士は何が違うの?

「赤富士」と「紅富士」は、間違うことが多いです。
どちらも富士山の山肌が日光で照らされた様子を指しますが、時期が異なります。簡単に言えば夏は赤富士、冬は紅富士です。
うーん、なるほど!と言いたいところですがまだ分かりずらいですね。
「赤富士」とは
夏の朝、山の地肌が日光で暗褐色に色づく状態です。つまり冠雪をしていない富士山の山肌を朝日が照らし赤く染まった富士山のことを言います。 葛飾北斎の浮世絵版画「冨嶽三十六景」の中に赤富士を描いた「凱風快晴」がありますが、朝日を受けて赤々と照り輝く夏の富士を描いた傑作として広く知られています。
「紅富士」とは
真冬の朝夕、富士山が冠雪した状態で朝日に照らされ赤く染まり、鮮やかな紅色に染まる富士山を言います。赤富士と紅富士の写真を掲載しますので 見比べてください。


「赤富士」
赤富士 撮影時期は秋の暦ですが雪がまだ冠雪しない富士山なので赤く染まった赤富士です。夕方の赤富士を狙うために精進湖で撮影しました。段々と 富士山の麓から影になると同時に赤富士になりました。

≪撮影データ≫
撮影年月日 2017年9月18日 17時46分
ニコンD810/Ai-S AF70-200㎜F2.8G VR2
使用焦点域150㎜使用
絞り優先F16 シャッター速度1/2秒 ISO64
三脚 ベルボンカルマーニュ630
山梨県・精進湖

「紅富士」
紅富士 上の写真と比較してこちらはご覧の通り富士山は白く冠雪しています。この状態で紅くなる富士山を紅富士と呼びます。駿河湾越しに見る夕景の 富士山ですが綺麗なピンク色に染まりました。

≪撮影データ≫
撮影年月日 2015年1月3日 06時56分
ニコンD800E /Ai-S AF70-200㎜F2.8ED VR2
使用焦点域200㎜使用
絞り優先F11 シャッター速度1/5秒 ISO100
三脚 ベルボンカルマーニュ630
静岡県沼津市・発端丈山

Q3.赤富士は縁起が良いと聞きましたが?

赤富士はとても縁起が良いと言われています。何故でしょうか?調べてみるとこんなことがわかりました。

赤富士を見ることができる確率は非常に低く災厄から免れたり商売繁盛など願いが叶うと言われています。 また、風水では、東から東南方向に赤色系のインテリアや家具を置くと縁起が良いと言われています。例えば急な仕事の依頼が来たり、病気や対人関係の悪縁が 切れるなどの理由から、室内に赤富士を飾る人も多くいます。
他にも、妊婦さんが陣痛中に赤富士(赤色で太陽入り)を描き、その絵を子供を望む人に贈り寝室の 北側に飾ると子宝に恵まれるというジンクスもあります。凄い話です。それくらい赤富士は有難いようです。

Q4.赤富士が撮影できる場所を知りたいです。

png画像 赤富士が撮影できる場所ですが、赤富士は富士山の山肌が赤く染まる現象なので基本的に太陽が順光で富士山に当たる方向になります。富士山はぐるりと周囲360度の方向から見ることができますが 富士山の方向から日の出が見える場所だと富士山は逆光になりシルエットになってしまいます。具体的には太陽光が富士山に対して順光になる山中湖村や忍野村、富士吉田市などの富士北麓地域が撮影場所になります。 特に有名な撮影地として山梨県富士吉田市の滝沢林道がありますが狭い林道です。また梨ケ原演習場は土曜から日曜にかけて入場することが可能ですが自衛隊が演習訓練をするための敷地内なので事前に入れるか ご自身で調べて自己責任で入場して撮影してください。他にレアな撮影地では東京や千葉県・茨城県方面からでも空気が澄んでいれば見ることができます。上記を簡単に解説すると早朝であれば富士山の東方向、 夕方であれば富士山の西方向が撮影できる場所です。難点を挙げると夏の季節は霞む日が多いので赤富士を見ることができる確率は低いでしょう。

⑤絶対に赤富士を撮影したいのですが・・

赤富士を撮影するためには次の条件が必須です。

・前日に富士山で雨が降っていること

前日に雨が降ることで空気中のチリなどのゴミやPM2.5などが雨で洗い流され空気の透明度が高くなるため、綺麗な富士山が見られる可能性が大きい。 また富士山に多く含まれている玄武岩は雨で濡れることで色が濃くなる特徴があります。

・太陽が昇る方向に雲がないこと

png画像 予想天気図を見るだけでは分かりずらいことも多いのでひまわり画像を見て太陽が出る方向に雲がないことを確認しましょう。 及川さんのWEBサイト「富士山とともに」に良いソフトがありますのでこれを使用すると良いでしょう。 上記の条件が整うと地平線から顔を出した太陽は昼間よりも太陽光線が大気中を通過する距離が長いため、波長の短い青色光は途中で散乱して届かず、 赤色光だけが富士山にあたります。富士山に多く含まれている玄武岩は雨で濡れて濃くなっており、この色が濃くなった岩に地平線から顔を出した波長の 短い太陽光が当たると赤く染まります。

「赤富士」
赤富士180827 ≪撮影データ≫
撮影年月日 2018年8月27日 05時21分
ニコンD810/Ai-S AF24-70㎜F2.8G ED
使用焦点域44㎜使用
絞り優先F11 シャッター速度1/20秒 ISO64
三脚 ベルボンカルマーニュ630
山梨県・山中湖

⑥赤富士撮影時のテクニックや注意点

カメラの露出は赤色を綺麗に表現するためにカメラ側の設定を「-」や「アンダー」になるようマイナス補正をして撮影しましょう。 コンパクトカメラや手振れ補正付のカメラであれば問題ないかもしれませんが一眼カメラで撮影するならしっかりとした三脚を使用して構図をすると楽です。 私が現在使用している三脚はベルボンカルマーニュー630です。軽くて丈夫なので安心して使用できます。 次に紹介するカメラ三脚は発売当時は雲台を入れて10万オーバーでしたが今は激安です。特徴は三脚はカーボン素材、雲台はマグネシウム素材なので 非常に軽く堅牢です。エレベータも付属しているので高さの調整は簡単です。
三脚使用時ですが横着をして決してシャッターは手で押さないでください。 カメラブレになる可能性が大きいです。必ず「リモートレリーズ」を使用しましょう。純正が良いのですが高いので中国製の安いもので十分です。 次に紹介するリモートレリーズは安くてお勧めです。

◆NIKON用リモートレリーズ
◆対応:F5、F6、F90、F90X、F100
D1/D2/D3 series
D100、D200、D300、D300S、D700、D800、D810、N90s
◆CANON用リモートレリーズ
◆対応:概ねこのレリーズで対応します。 ◆専用カメラ雲台
ベルボンなどの付属の雲台出も良いのですが私の場合マンフロットのギア410を使用しています。特徴はカメラをワンタッチで装着できるのと 縦横の微調整が優れていて構図の設定には最高のカメラ雲台です。
◆カメラ専用結露防止用ヒーター
夏は早朝は特に水蒸気が多くカメラのレンズが曇る可能性が大きいです。良く撮影地などでレンズが曇るとブロワーをかけたりレンズを拭いたりする方を見かけますが 一度レンズは曇ってしまうとすぐに結露します。事前にレンズの周りにヒーターを使用して結露防止するのが良いでしょう。
◆モバイルバッテリー
レンズヒーター用のUSBバッテリーも必要ですので用意しましょう。
早朝の準備から暗い場所での撮影になるので手元には小さなライトを用意すると良いでしょう。次に紹介するバッテリーは22000Ahなので お手持ちのスマホは5回以上充電できるくらいの容量があります。 究極はこれでしょうか?ソーラーパネルが付属しているのでバッテリーを太陽光充電できます。


まとめ

いかがでしたでしょうか?このブログをご覧になり赤富士を撮影するためのヒントになれば幸いです。素晴らしい富士山を撮影するためには他にも色々なシチュエーションが あります。富士山撮影に行くことを決めたら何処で何が撮影したいのか決めると良いでしょう。素晴らしい富士山が撮影できると思います。 あとは幸運を祈るだけです。次回のブログをお楽しみに!



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