縁起が良い赤富士を撮影しよう
撮影地公開しました(2022年8月)赤富士6枚追加ました(2022年10月)
Wiki引用
赤富士(あかふじ)とは、主に晩夏から初秋にかけて空気の澄んだ早朝に、雲や霧と朝陽との関係から富士山が赤く染まって見える現象をいう。 普段は青系色に見える夏の富士山の山肌が赤系色に染まって見えることに由来する。
Wikiにはこのように書かれています。赤富士とは簡単に言えば雪が冠雪していない夏の富士山が真っ赤に染まる現象です。 赤富士について質問形式でまとめました。その前に色々な赤富士のバリエーションを紹介します。


Q1.いつ撮影できますか?


≪撮影データ≫
撮影年月日 2018年8月18日 05時08分
ニコンD810/Ai-S AF70-200㎜F2.8ED VR2
使用焦点域150㎜使用
絞り優先F13 シャッター速度1/3秒 ISO64
三脚 ベルボンカルマーニュ630
山梨県・花の都公園
Q2.赤富士と紅富士は何が違うの?
「赤富士」と「紅富士」は、間違うことが多いです。どちらも富士山の山肌が日光で照らされた様子を指しますが、時期が異なります。簡単に言えば夏は赤富士、冬は紅富士です。
うーん、なるほど!と言いたいところですがまだ分かりずらいですね。
「赤富士」とは
夏の朝、山の地肌が日光で暗褐色に色づく状態です。つまり冠雪をしていない富士山の山肌を朝日が照らし赤く染まった富士山のことを言います。 葛飾北斎の浮世絵版画「冨嶽三十六景」の中に赤富士を描いた「凱風快晴」がありますが、朝日を受けて赤々と照り輝く夏の富士を描いた傑作として広く知られています。
「紅富士」とは
真冬の朝夕、富士山が冠雪した状態で朝日に照らされ赤く染まり、鮮やかな紅色に染まる富士山を言います。赤富士と紅富士の写真を掲載しますので 見比べてください。
「赤富士」

≪撮影データ≫
撮影年月日 2017年9月18日 17時46分
ニコンD810/Ai-S AF70-200㎜F2.8G VR2
使用焦点域150㎜使用
絞り優先F16 シャッター速度1/2秒 ISO64
三脚 ベルボンカルマーニュ630
山梨県・精進湖
「紅富士」

≪撮影データ≫
撮影年月日 2015年1月3日 06時56分
ニコンD800E /Ai-S AF70-200㎜F2.8ED VR2
使用焦点域200㎜使用
絞り優先F11 シャッター速度1/5秒 ISO100
三脚 ベルボンカルマーニュ630
静岡県沼津市・発端丈山
Q3.赤富士は縁起が良いと聞きましたが?

赤富士を見ることができる確率は非常に低く災厄から免れたり商売繁盛など願いが叶うと言われています。 また、風水では、東から東南方向に赤色系のインテリアや家具を置くと縁起が良いと言われています。例えば急な仕事の依頼が来たり、病気や対人関係の悪縁が 切れるなどの理由から、室内に赤富士を飾る人も多くいます。

Q4.赤富士が撮影できる場所を知りたいです。

★早朝の赤富士を狙うなら
①富士山に近づいて大きく撮影-滝沢林道

②赤富士と雲海を狙うなら-三国峠パノラマ台

③逆さ富士の赤富士を狙うなら-山中湖平野の浜

④峠からの赤富士を狙うなら-二十曲峠

⑤桜と五重の塔で有名だが赤富士も良い(※参考画像)-新倉山浅間公園

⑥季節の花と富士山が見られる特等席-花の都公園

Q5.絶対に赤富士を撮影したいのですが・・
赤富士を撮影するためには次の条件が必須です。・前日に富士山で雨が降っていること

・太陽が昇る方向に雲がないこと

「赤富士」

撮影年月日 2018年8月27日 05時21分
ニコンD810/Ai-S AF24-70㎜F2.8G ED
使用焦点域44㎜使用
絞り優先F11 シャッター速度1/20秒 ISO64
三脚 ベルボンカルマーニュ630
山梨県・山中湖
Q6.赤富士撮影時のテクニックや注意点
カメラの露出は富士山の赤富士を綺麗に表現するためにカメラ側の設定を「-」や「アンダー」になるようマイナス補正をして撮影しましょう。 コンパクトカメラや手振れ補正付のカメラであれば問題ないかもしれませんが一眼カメラで撮影するならしっかりとした三脚を使用して構図をすると楽です。★お薦めの三脚
私が現在使用している三脚はベルボンカルマーニュー630です。軽くて丈夫なので安心して使用できます。 発売当時は雲台を入れて10万オーバーでしたが今は値段も安くなりお勧めです。特徴は三脚はカーボン素材、雲台はマグネシウム素材なので非常に軽く堅牢です。 エレベータも付属しているので高さの調整は簡単です。お勧めの三脚をご紹介します。
リンク
★リモートレリーズ
三脚と同時にカメラのブレ防止用にリモートレリーズを使用しましょう
リンク
※ケーブルタイプではなく無線レリーズもあります。富士彩景ブログ 無線レリーズで撮影を便利にしよう
◆専用カメラ雲台
カメラ雲台は三脚に付属の雲台で問題ないのですがさらに画角の微調整をするならこのマンフロットギア410がお勧めです。私も現在愛用しています。 特徴はカメラをワンタッチで装着できること、そして縦横の微調整が優れていて構図の設定には最高のカメラ雲台です。
リンク
他に最近中国メーカーで大躍進をしているレオフォトのギア雲台も堅牢でお薦めです。
リンク
◆カメラ専用結露防止用ヒーター
夏は早朝は特に水蒸気が多くカメラのレンズが曇る可能性が大きいです。良く撮影地などでレンズが曇るとブロワーをかけたりレンズを拭いたりする方を見かけますが 一度レンズは曇ってしまうとすぐに結露します。事前にレンズの周りにヒーターを使用して結露防止するのが良いでしょう。
リンク
◆モバイルバッテリー
レンズヒーター用のUSBバッテリーも必要ですので用意しましょう。早朝の準備から暗い場所での撮影になるので手元には小さなライトを用意すると良いでしょう。
リンク
▲SDメモリカード
現在同様のメモリカードを使用していますがコスパが高く連射時にバッファーフルになって書き込み遅延になることは少ないです。UHS-2タイプなので これ以上の性能は必要ないでしょう。
リンク
▲目に優しい天体観測用ライト
55nm付近の波長域を避けた電球色LEDを採用し、適度な視認性を確保しつつ目の暗順応への影響を抑えることに成功したライトです。
リンク