今どきの富士山カメラマン事情
デジタルカメラの普及により若い世代がカメラを持ち被写体として男女問わず美しい富士山を撮影する人が増えました。
またカメラ本体機能の向上により誰でもプロのような素晴らしい写真を撮影することができるようになりました。 後処理による現像処理過程で劇的な写真に変化させることも出来るのも魅力の1つです。
撮影時の落とし穴
便利になったとは言え、手持ち撮影しているカメラマンをよく見かけます。これには大きな落とし穴があります。例えば
・花と富士山など絞込み不足によるピンボケ量産
・手振れ防止のカメラを使用しているがそれでもカメラぶれカット量産
・三脚で構図をしないため画面4隅の雑な構図で中途半端な構図カット量産
上記のような経験はありませんか?
のちに写真をプリントしたりコンテスト応募の予定がある人は必ず三脚を使用しましょう。じっくり撮影することで作品がランクアップします。
富士山カメラマンについて考えてみた
並んで撮影して同じカットにならないのでしょうか?
答え皆さんは撮影時どこに着目点を置いていますか?富士山であれば山頂付近、逆さ富士、空の広がりなどカメラマンそれぞれの感性は違います。 カメラボディのセンサーによる違いやレンズが違うだけで写りは相当変わります。特に朝や夕方など太陽を入れての撮影は逆光に強いレンズを 使用するなど拘っている人は並んで撮影していても別物のカットになります。
トレーディングカードと似てる?SNSで掲載するとカメラマンが殺到!
答え色々な富士山を撮影したいのは皆同じです。特に情報が氾濫している現在は普通のことでそれよりも近隣に迷惑をかけないようマナーを守りましょう。 しかしレアカード的なオンリーワンの一枚は撮影できます。雲の変化です。その時々で違うのでこれはレアカットになります。
富士五湖以外で撮影する気はないの?
答え富士五湖周辺が一番撮影の外れがないです。西がだめなら東側に行けば撮影できますから。逆も同じです。季節によっては 西伊豆や長野方面に撮影にいきますが外した場合リカバリーできません。
撮影場所の選定はどうしていますか?
答え若いカメラマンは少ないですが特に年配カメラマンで多いのが、地主に断りもせず畑に平気で入り撮影、茶畑に三脚を入れたりマナーに欠けるカメラマンは 昔からいますね。そういう人に限ってよいカットになっていませんし公開できないため没カットになります。
撮影時のひらめきとかありますか?
答えこの時期はここ!とか固定概念が多いですが旬の情報はSNSや会の情報を参考にすることが多いです。今は若者が斬新な構図で撮影したり女性の視点で構図した写真は 目を見張ることが多く素晴らしい写真が多いです。固定概念にとらわれるとシャッターチャンスが減るので常にアンテナを張る必要があります。
女性カメラマンは多いですか?
答え昔に比べ女性といえば叔母様ばかりでしたが今は若い20台女性もいて華やかです。富士山でなくそちらを被写体にしたいくらいです笑
撮影情報の秘匿性について
答えどの撮影ポイントもSNSで下手をしたら拡散・・・これが怖くて皆自粛していると思いますがあなたにだけ そっと教えるのは結果的に拡散です。
自称 富士山カメラマンが増えた気がします
答え名乗り方なので自由です。誰でも富士山カメラマンになれますから。特に知らない方からあなたはプロですか?と聞かれることがあります。 面倒なので言葉は良くないですが「道楽」ですと答えるとそれ以上聞いてきません(爆)