やばい、かっこいい!
フジフィルムX-E4クロームボディ+ヘリアー50㎜F1.5
フジフィルムX-E4が仲間入りしました。2021年に発売されたカメラですが従来のデザインと一線を画していて 何とも言えないオーラがあります。販売期間が僅か1年少々の短命なカメラです。
販売終了になった理由は、近年のコロナ過の影響で半導体などの部品供給ができないことのようです。 自動車に使用される電子機器や電化製品は半導体などのICチップを使用しており生産の主体は東南アジアがメインとなっています。 コロナの影響で都市封鎖をしたり工場の操業停止が響いたのでしょうか?噂によるとフジフィルムでは新製品の発売もこの頃控えていて 新製品用にICを流用するため優先順位で生産中止になったとも聞きます。売れ筋から考えるとX-E4は爆発的に売れる製品では なくむしろ主力のXシリーズやX-Hシリーズを数多く生産したほうが利益が出るのかも知れません。
このカメラ購入前にX-E4ブラックボディを予約していたのですがそのような理由で製品購入が出来ない可能性があることが発覚!人気のあるカメラなので どこにも在庫がない中、中古のクロームボディを見つけてしまい購入しました。お値段は10万少々ということで少々高いのですが中古相場で定価超えをしているので 仕方がないです。
XE4はシリーズで1~3まで発売されています。
初代X-E1
高級コンパクトカメラX100や初代X-Pro1が発売されていた頃でX-pro1を小型化したカメラでした。 初代はフラッシュが内蔵、液晶固定式、画素数1630万画素
X-E2
デザインはX-E1とほとんど変わらずセンサーとエンジンを一新、画素数1630万画素
X-E3
この世代からフラッシュは非搭載、タッチパネル搭載、画素数2430万画素、動画4K対応
X-E4
ボディ左側のグリップ排除、背面モニターがチルト式に改良、 画素数2610万画素、連射20コマ/秒、過去シリーズを含めてX-E4がカメラ形状や雰囲気が一番カッコよい気がします。
他にも富士にはX-Eシリーズの上位機種でX-PROシリーズがあり現在X-PRO3が販売されていますが横に大きくて重量も ずっしりと重いため今回の選択肢から外しました。
今回のカメラ選びの一番の条件は先日購入したフォクトレンダー50㎜が使用できるカメラです。 レンズのマウントはVM仕様、つまりライカレンズ用のカメラにはそのまま取付可能です。専用のカメラマウントアダプターを使用すれば どのカメラもほぼ取付可能になります。ほぼと申しますのはレンズがミラーレスカメラ用のため一眼レフのようなミラー内蔵カメラは レンズ後部が干渉するため選定はミラーレスカメラになります。
ミラーレスカメラは各社相当数販売されています。
今回色々なパターンで検討をしました。
★レンズ交換可能、高画素必要無し、シンプルなデザイン
選定したカメラ(4種類)
1.フジフィルムX-E4(一番の候補)
2.富士X-PRO3(ファインダーの小窓やデザインが良い)
3.ニコンZ30(APSコンパクトで魅力的)
4.ライカM10P(清水の舞台から飛び降りた気持ちで買おうか検討)
★フォクトレンダーレンズ用にフルサイズカメラも検討
選定したカメラ(検討したのはSONYだけでした)
1.SONY α7Ⅱ(中古で価格がこなれていてフルサイズならこれが一番か?)
2.α7Ⅲ(α7Ⅱを買うなら最新か?)
3.ライカM10P(レンジファイダーカメラ最高峰)
★ボディ上部の三角がないシンプルな四角形
選定したカメラ(3種類)
1.フジフィルムX-E4(シンプルイズベスト)
2.フジフィルムX-PRO3(高級感のある仕上げ)
3.ライカM10P(泣く子も黙るライカ)
☆価格や重量など総合的にフジフィルムX-E4に決定しました。
他にソフト面でフィルムシミュレーションにベルビアがあることが大きいです。フジクロームベルビアは 1980年頃から爆発的にヒットしたリバーサルフィルムでした。現像後の写真はすべて現実に合わない?色合いや彩度が 素晴らしくこのマジックに酔いしれる方が多く風景写真の専用フィルムといわれるくらい人気のあったフィルムです。 アフターパーツが多いのも良いですね。
購入したフジフィルムX-E4を見ていきましょう。
正面から見るX-E4です。上部のダイアル以外シンプルなデザイン
某カメラ店で購入したX-E4クロームボディ、中古ABランクのため傷も普通にあります。
後方の液晶はチルト式、背面のボタン類を操作して機能を選定します。
クロームのボディがなんとなくライカM3に似たデザイン
ボディ軍艦部のダイアル配置が良い(シャッターダイアル、露出補正ダイアルなど)
マニュアルレンズ使用時ピーキングを使用すればピント合わせは楽
マウントアダプターを使用すれば好みのレンズが使用可能
★アフターパーツでカスタマイズ
サムストラップ(親指を置くことでカメラが安定)
シャッターボタン(数百円のパーツで雰囲気変更)
ストラップ(ワンハンド片手で持ち歩くため)
ボディグリップ(サムストラップと併用することで機動性アップ)
フジフィルムアフターパーツフルセット(ヘリアー50㎜の赤色鏡胴が派手です)
このカメラの唯一の欠点をあげるとすれば
・手振れ補正がない
しかし上位機種になるPROシリーズに搭載されているため差別化していることを考えると仕方ないのでしょう。
≪まとめ≫
いかがでしたでしょうか?
撮影目的に合わせてカメラやレンズは変わりますがこのXE-4はお散歩カメラにはぴったりのカメラです。 現在各社からデジタルカメラが多数販売されていますがソフトウェアの面でフジのフィルムシミュレーションは非常に懐かしい撮影が 出来て非常に重要です。フジフィルムX-E4を所有しませんか?良いカメラですよ。