富士山の撮影で太陽をいれて撮影するのは朝、夕などが多いと思いますがそれ以外に彩雲などの現象が現れたときです。折角の綺麗な彩雲が太陽のゴーストで台無しになってしまうことも避けられます。
ところで彩雲などを撮影するお薦めのレンズに67用のマクロ135mmがあります。このレンズは富士山カメラマンにとっては太陽のゴーストが入りにくいということで愛用している人は多いです。
SMC75mmF4.5とSMC55mmF4
この75mmもゴーストがあまりで出ません。105mmはゴーストがかなり出るので逆光では使用できません。
ゴーストを確認する方法ですがファインダーを覗くとすぐ肉眼でも確認できます。どうしてもゴースト等出やすいレンズで撮影する場合は太陽を画面中央に入れると良いでしょう。
また太陽を画面に入れて撮影する際に太陽を直に見ないよう注意しましょう。絞り込みプレビューボタンを使用すると良いでしょう。
ペンタックス67Ⅱ
朝晩の露出の割り出しなどで単体露出計を使用する煩わしさから開放されたいので多分割測光機能のついたペンタックス67Ⅱを購入しました。
朝晩の露出は完璧と思いきや意外に富士山がオーバー目になることが多く悩まされる日々が多くなりました。旧ボディ(67TTL)で撮影していた時と比較して明るめなのです。
原因は測光方式でした。ペンタックス67Ⅱの多分割測光エリアは約60%ほどが画面下部を占めており朝夕などの場合富士山に対して暗いシルエット部分を拾ってしまうようです。
空と富士山だけならほぼOKですが、あまりそのような構図で撮影することは少なく下のシルエット部分も入れた構図が多いために画面下部分の露出を拾いすぎてオーバーになるのが原因でした。
最近では癖がわかってるので朝、夕含めて日中もそのようなシーンにおいてはマイナス補正をして撮影するよう心掛けています。
キャノンやニコンなどの測光パターンはペンタックス67Ⅱ程ではないのでカメラを向けるとだいたい仕上がりの露出が良かったことを考えるとカメラメーカの違いはあるのですね。
最近ではボディ内に光漏れが生じており現在2回目の修理に出してるところです。1回目の修理はポジのカットの上部真ん中辺りに光の帯が出てるのです。ボディ内の乱反射が理由とのことでマウント周りの
モルトプレーン(スポンジ)をペンタックスサービスで交換してもらい修理があがったのですが撮影するとまだ微妙に画面右上に光状のものが入っており2回目の修理となりました。
旧ペンタックス67TTLと違うのはフィルムを装填しづらくなったことです。フィルムのプラスチック部分とボディの金属のつめがうまくかまないのです。慌てると悲惨なものです。
以前最高の彩雲が出てるときにフィルム交換となり冷静にフィルム装填したつもりだったのですが一番良いときを撮り逃したことがありました。こんなときはあらかじめ220のロールフィルムを使用すれば解決するのですが220のフィルムは
普段購入してないのでしょうがないですね。現在は120のフィルムしかなくフィルムカメラもいつまで使用できるか時間の問題になってきました。
私が現在の所有のペンタックス67レンズですが35mmフィッシュアイから300mmまで中古で揃えてきました。足掛け何年かけたか忘れましたが現在11本です。最初は3本ではじめましたからどんな被写体もどんと来いです。
-以下使用カメラ-
PENTAX67Ⅱ
PENTAX67
-Lens For PETAX67-
35mm、45mm、55mm、75mm、90mm、105mm、135mm、150mm、200mm、300mm、400㎜、500㎜